ハンドメイド販売で売れなかった話。失敗談まとめ。

おはようございます!ここ数日で急激に暑くなりましたね。今年の暑さは異常な気がします。私は早速夏バテ気味です。皆さまは大丈夫でしょうか?

さて、私のinstagramをフォローしてくださっている方はご存知かもしれませんが、3月中旬頃からハンドメイド作品の販売を始めていました。販売開始までに私なりに悩み、考え、準備してきたのですが、約3ヶ月たった今、、、全く売れていません!!!がーん。

それで、今回は一旦店仕舞して、今後継続するのかも含めて考え直すことにしました。

今日の記事では、今回のハンドメイド作品販売の失敗談をまとめます。今からハンドメイド販売を始めようと考えている方、始めてみたけど上手く行かなかったという方に参考にしていただけたら幸いです。

 

販売までにしたことをざっと説明

まず、販売までにしたことをざっと記載します。

1 売るもの・売る方法を考える

ハンドメイドの販売を決めてからまず考えたのは、何を売るか・どうやって売るか、ということ。

まず何を売るかですが、悩んだ結果、このブログでも紹介している通り、普段作っていて楽しい、お洋服とアクセサリーを販売することにしました。やっぱり作っていて楽しい物にした方が、継続しやすいかなと思ったからです。

次にどうやって売るかを考えました。

・実店舗で売る(自分の店を作る・委託販売する・イベントやフリーマッケットで出品する)

・ネット販売する(フリーマーケットサイト・ブランドのWebショップを作る・オークション)

上記のように販売方法はいろいろありますが、私は後者のネット販売をする方法を選びました。具体的には、BASE(ベイス)でウェブショップを作った上で、更にハンドメイドマーケットのCreema(クリーマ)に出品しました。

またブランド専用のinstagramアカウントを作り、そこからもウェブショップに流入できるようにしました。



2 材料を仕入れる

非常に悩んだのは、この仕入れについて。

私は当初、「始めからどんどん売れることはないだろうけど、販売をするからには、やはり在庫は5くらいは持っておくべきだ。そして注文量に応じて材料を追加発注できるようにしておくべきだ」と思い込んでいました。

(そんなに売れないから心配しなくて大丈夫だよ!と、あのときの自分に教えてあげたいです。。。笑)

それで、必要に応じて追加発注できそうな材料を探したのですが、この条件に当てはまるものを探すとなると、なかなか難しい。ビーズやパーツなどは見つかるのですが、布となると、超ベーシックな生地でない限り、なかなかないんですよね。

それで仕方なく、お洋服に関しては、気に入った生地を、そこそこの枚数作れるように、一気に購入することにしました。

3 販売価格を考える

販売するからには、やはり利益が欲しい。自分の作業に対する時給もそれなりに欲しい。ということで、ざっくりと計算しました。

材料費 + 発送費用 + (時給 × 作業時間) + 販売手数料 = 販売価格

この(時給×作業時間)のところが、この商品が売れた時に手元に残る金額、つまり自分の取り分になりますね。

自分の時給をいくらとするかによりますが、この計算をしてみると、販売価格はかなりの値段になりました。(詳しくは後述します。)

販売開始からの状況

そんなこんなで3月中旬に販売を開始しました。最終的な作品数は10点くらいです。

Creemaの閲覧状況・お気に入り登録

まずCreema(クリーマ)に作品をアップ。

アップした途端、たくさんの作品お気に入り登録があり、浮かれました♡

しかし浮かれていたのも始めだけ。4日くらいたつと、パタリとお気に入り登録されなくなり、その後は全く音沙汰無し。

おそらく、始めのうちは、”新着順”で作品を閲覧してくださっていた方の目にとまっていたのだと思います。しかしお気に入り登録も上位に食い込む程の数ではなかったため、徐々にたくさんある作品に埋もれてしまったようです。

BASEの閲覧状況・お気に入り登録

Creema(クリーマ)に作品をアップした数日後に、BASE(ベイス)でも販売を開始しました。

こちらはCreemaと違いスタートダッシュは特にありませんでしたが、コンスタントにお気に入り登録されていました。最終的には、Creemaの3倍くらいのお気に入り登録数になりました。

売れなかった理由を考える

3ヶ月程運営していましたが、最終的な売り上げはゼロです。悲しい。。。

とはいえ悲しんでいても始まらないので、売れなかった理由と今後の改善点について考えます。

売れない理由1・値段が高い

上にも記載しましたが、今回の販売価格は、下の式に当てはめて計算しました。

材料費 + 発送費用 + (時給 × 作業時間) + 販売手数料 = 販売価格

具体的に数字を入れてみます。

例えばリバティプリントの生地を約2.5m使ってワンピースを作った場合、販売価格はこんなかんじになりました。

仮にこのワンピースが1着売れた場合、取り分の¥5,400が手元に残り、自分の報酬になります。

また販売手数料ですが、これはCreema(クリーマ)とBASE(ベイス)で異なります。上記はクリーマの場合ですが、販売価格は12%(場合によってことなりますので、詳細はCreemaサイトをご覧ください。)でしたので、ざっくりと計算して¥1,800くらい。

すると販売価格は約¥18,000となりました。

みなさんこの¥18,000という数字、どう思われましたか?

買う側の気持ちになってみると、きっとこう思うでしょう。

「¥18,000はちょっと高いかな。無名の作家さんだし。口コミとかもないしな。¥18,000もあれば他のブランドで買えばいいかな。」

とはいえ売る側の私としては、こんな気持ちでした。

「この1着を作るのに、製図をして、トワルを組んで、あーでもないこーでもないと悩んで作って時間もかかっているからそれなりの値段にしたい。それにとっても素敵にできたから(自画自賛)、ちょっと高い気もするけどこの値段で売ってみよう!」

しかし、結果売れなかったら元も子もないですね。一番の問題はお客様の目線で考えられていないことだと今なら分かります。やはりお客様目線で考えた時に「高いかな」と思うのであれば、もっと安くできないか、検討すべきです。

安くするために出来ることは、以下の2つ。

< 材料をもっとお安いものに変更する >

例えば今回1m約3200円の生地で計算しましたが、1m700円の生地に変更できれば、マイナス6000円で販売可能です。

< お客様が定着するまで無給で頑張る >

やはり無名の作家からの買い物には躊躇するものだと思います。それでひとまずは無給の価格設定とし、販売し、お客様が定着してから序所に価格を見直して行く。そうすれば、マイナス5400円で販売可能です。

minne(ミンネ)やCreema(クリーマ)などのハンドメイドサイトで販売されている作品を見ると、おそらく無給で価格を計算されているんだろうなという価格の作品も数多く販売されています。そういった作品と比べられる訳ですから、大変な世界です。

とはいえ私は無給は嫌だなというのが本音です。たぶん無給の設定だと、作るモチベーションがなかなか上がらないのではと思います。このさじ加減が難しいところですね。

売れない理由2・人目についていない

売れない理由として、私の作品が人目についていないということが上げられると思います。

Creema(クリーマ)とBASE(ベイス)で販売し、また専用のインスタグラムアカウントを作って、BASEのウェブショップのURLを貼付けることで、BASEに飛べるようにしていたのですが、もっと工夫する必要があると思います。

< Creemaの特集に組まれる商品にする >

まずCreema(クリーマ)ですが、登録直後は商品を見てくださる方がいらっしゃっても、数日後には全く人目につかなくなる傾向にありました。それでCreema(クリーマ)でもっとお客様に自分の商品を見ていただくために、「特集」にくまれるように工夫することができると思います。

Creema(クリーマ)ではその時々で、注目の作品を特集してウェブサイトのトップページやメルマガで紹介しています。その特集に掲載していただければ閲覧数も増えると思います。そのためには季節に合った商品と素敵な写真の掲載が必須です。

< BASEでブログも運営する >

BASE(ベイス)にはとっても便利な機能があって、1日のうちに何人が自分のサイトに訪問してくれたかを分析することができます。こちらを見ると、平均的な訪問者数は10人でした。この10人という数字が多いのか少ないのか分かりませんが、もっと増やす工夫はすべきだと思います。

そこで便利なのが、BASE(ベイス)のブログ運営機能。この機能を使えば、簡単にブログを運営・公開することが出来ます。そこで自分の商品をピールすれば、買おうかなと思ってくださる方が増えると思います。

またBASE(ベイス)でブログ運営すると、ベイスが運営している「BASE Mag.」というサイトに自分の書いた記事を掲載してもらえます。

このようにすることで、今までは、自分のウェブショップに来てくれた人とBASE(ベイス)のアプリなどで自分の商品を見つけてくれた人だけに見ていただけていたところ、更に、ブログを見てくれた人、「BASE Mag.」を見てくれた人を集客することが出来るようになります。

再検討すべきこと。この商品で良いのか。

再検討すべきこと、それはずばり、商品自体がこれでいいのか、ということ。

今回の販売期間3ヶ月の間、売れている作家さんたちをずっと観察していました。

それで気がついた大事なことは、皆さん

  • その人にしか作れない物を作っている
  • 商品自体の魅力がすごい
  • 他の人と同じことをしていない

ということです。私が作っていた物を振り返ってみると、この上の3つを満たしているとは言いがたいです。もちろん私なりに一生懸命作ってはいましたが、他にも似たような商品はあるし、この商品じゃないといけない理由がないのです。

ちなみに私の作っていたお洋服はSサイズのみでした。それが私の商品の魅力になるかなと思ったのですが、考えが甘かったですね。私の供給と需要が一致していなかったように思います。

更に、生地代が高かったのも痛い。

「1つの作品に対して、在庫は5くらい持っておくべきだ」と思っていたので、材料費がかさんでしまいました。また在庫を保管しておく場所も必要になりました。

今考えると、別に必ずしも在庫は必要ないのではないかと思います。ハンドメイド作品でもあるので、1点ものという価値もあるのではないでしょうか。何より費用がかさむと、私のように売れなかった場合、次の作品を作るのも躊躇してしまします。

しかも、服は一度作ってしまうと、作り直しようがないですよね。その点、例えばビーズアクセサリーなら、ビーズだけ外して、もう一度別のものを作り直すということも可能です。

そういった目線で考えると、はたして服を販売するのがよいのか、再検討する必要があります。

逆に大成功だと思うのはBASEで販売したこと

いろいろ問題点や改善点を書いてきましたが、今回の販売で大成功だったと思うこともあります。それはBASE(ベイス)で販売するという手段を選んだこと。

ベイスを利用することで、短時間でお洒落な自分のウェブショップを無料で持てたこと。これはとても良かった!楽しかった!

「自分のウェブショップを作るって、とっても大変そう」と始めは思っていたのですが、本当に簡単にあっという間に自分のウェブショップが作れました。デザインもいろいろ選べて、自分ごのみのウェブショップを作ることが出来ます。

もし迷っている方がいらっしゃったら、物が売れるまでは無料で運営できるので、試しに登録してウェブショップを作ってみることをおすすめします。

更にBASE(ベイス)自体の販売サイトにも自分の商品が掲載されるので、そちらから自分のウェブショップを訪れてくれる人も多かったです。

そして上でも書きましたが、ブログ運営も簡単にできます。

今後もしネット販売を継続することにするならば、やはりBASE(ベイス)での販売を主力に考えて行こうと思っています。


今からハンドメイド販売をされる方へアドバイス

結局成果が出ていないので、偉そうなことは何も言えないのですが、私が失敗から学んだことをまとめます。今からハンドメイド販売をされる方は、是非私のように失敗しないように、検討してみていただけたら幸いです。

  • 作品に・お店に自分しか作れない魅力があること
  • 販売価格は適正か
  • インスタグラム・ブログ・HPなどを駆使して人目につくようにすべし

おわり

以上、私のハンドメイド販売の失敗談でした。今回3ヶ月で何も売れていませんが、でもいつかはやってみようと思っていたことなので、とてもいい経験になりました。

ただまだハンドメイド販売をするという夢は捨てていないので、ゼロから検討し直したいと思います。

それにしても、、、こうやって考えてみると、ハンドメイドで1人で生計をたてていらっしゃる方って本当にすごいな。会社で言ったら営業も事務も経理も全部自分でやるようなものですよね。

ここには書きませんでしたが、ハンドメイド販売を始めるにあたって、個人事業主のなり方なんかもいろいろ調べて詳しくなったので、後日まとめたいなと思います。

読んでくださってありがとうございました。


↓下の画像2つを応援クリックしていただけると嬉しいです↓↓
にほんブログ村 ハンドメイドブログへ
いつも応援クリックありがとうございます!!

フォローしてね