ミシンの種類っていくつある?特徴を簡単にまとめた(初心者向け)

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→ ミシン購入前に目的と作りたいものを整理しよう!実はこんな物も作れます!

前ページでミシンを購入する目的と作りたいものを整理しました。このページでは、ミシンの種類について把握しましょう。ミシンって色々な種類があって、分かり難いですよね。私も初めてミシンを購入したときには、その種類の多さに驚きました。

でも大丈夫!整理して考えると、実はミシンの種類は5種類です。この5種類の中から、どれが自分の用途に合うのかを考えましょう。

 

ミシンは5種類

一番大きなくくりで分けると、「♦直線縫いができるミシン」と、「♠直線縫いができないミシン」の2つに分かれます。

両者の違いは、その名の通り、直線縫いができるかできないかの違いです。

まず「♦直線縫いができるミシン」は、学生の頃、家庭科の授業で使ったミシンも当てはまりますので、イメージしやすいかと思います。

一方、「♠直線縫いができないミシン」は、直線が縫えない代わりに、”かがり縫い”ができます。そのため、布の端がほつれないようにしたり、ニット素材を縫い合わせたりするのに使われます。見た目も全然違いますね。

そして「♦直線縫いができるミシン」は、その機能の違いから更に4種類に分けることが出来ます。

ミシンの種類

直線縫いができるミシン

普通のミシン
コンパクトミシン
刺繍ミシン
直線専用ミシン

直線縫いができないミシン

ロックミシン

普通のミシン

普通のミシンは、先ほど出てきた、家庭科の授業で使ったミシンのような、”ミシン”と言われてパッとイメージするミシンのことです。直線縫いの他、様々な縫い方ができますので、ファスナーをつけたり、ボタンホールを縫ったりすることも可能です。これがいちばんベーシックなミシンになります。

このミシンがあれば、ポーチや小物、バッグやお洋服を作ることが出来ます。また”キルト押え”や”パッチワーク押え”という押えを装着できるミシンであれば、ミシンキルトやパッチワークを楽しむことも出来ます。

コンパクトミシン

その名の通り、普通のミシンよりコンパクトなミシンを指します。普通のミシンとコンパクトミシンの関係は、車で例えるなら、普通自動車と軽自動車の関係。5キロより軽いミシンがコンパクトミシンです。

どんな家電でもそうですが、軽いということは、ミシン本体に含まれる機能が少ないということ。普通のミシンと比べると、軽い分だけ縫える模様の種類が少なかったり便利な機能がついていなかったりというデメリットがあります。

しかし、メリットもあります。それは、お安いこと!普通のミシンより設計に必要な部品が少なくてすむので、コストが押えられています。更に、コンパクトなので、小さくて軽いです。

普通のミシン・コンパクトミシンで悩んだら

基本的には、普通のミシンをおすすめします。なぜかというと、コンパクトミシンには、ミシンで挫折しないために必要な、初心者に優しい機能が揃っていないためです。

ただし、予算がだいたい1万5千円以内の方や、置く予定の場所が狭いという方には、コンパクトミシンが合っていると思います。

刺繍ミシン


ミシンの中でも、刺繍が得意な種類のミシンです。一般的な縫い目に加えて、簡単なかわいい模様が刺繍できるものから、数字や名前・アルファベット等の文字入れができるもの、色々なキャラクターや絵が刺繍できるものがあります。これらは予めミシンに内蔵されたデータになりますので、ミシンの機種によって内蔵されている絵柄が異なります。

更に、刺繍ミシンの中には、自分で作成したオリジナルデータの図案・イラストを刺繍できるものもあります。パソコンの専用ソフトでデータを作成し、ミシンに読み込ませることで、オリジナルの図案・イラストを刺繍できます。

直線専用ミシン

直線縫いに特化したミシンで、普通のミシンでは到底縫えないような、厚地や薄地を美しく縫うことが出来ます。例えば、革や帆布・テント素材・厚手のデニムなども縫うことが出来ますし、シフォン素材のような薄地もきれいに縫えます。

普通のミシンと比べると、よりパワフルなモーターが内蔵されていたり、部品が金属で出来ていたりと、非常に丈夫にできています。

ロックミシン

かがり縫い専用のミシンで、ニットソーイングや、お洋服の端がほつれないようにかがり縫いする時に使用します。上で紹介した他のミシンと比べても形が全然違いますね。

特徴の1つは、”カッター”がついていて、縫いながら生地を裁断できること!市販のお洋服の端処理って、普通のミシンについているジグザグ縫いと違った縫い目になっていますよね。このミシンを使うと、市販品のような縫い目で端処理をすることができ、洋裁の完成度がぐっと上がります。

そしてもう1つの特徴は、布を縮めながらぬえること。例えばニット生地を縫う場合、普通のミシンで縫うと、ニット生地がだらーんと伸びてしまい、美しくし上がりません。しかしロックミシンを使えば、布を縮めながら縫えるので、ニット生地でも伸びずに縫うことが出来ます。また、この機能を利用するとギャザー寄せも簡単にできます。

ポイント
5種類のミシンの特徴を理解できましたか?ではいよいよ、次のページで、簡単なフローチャート診断をしてみましょう。あなたにピッタリなミシンが分かります!

→ フローチャート診断(近日中に更新予定)

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